お裁縫素人が挑む|デニムのリペア(手縫い)をやってみてます
2つ前のエントリーで書いた、デニムのリペアについての続きです。
古着屋で買って、さらに穿いて、ひざが破れたジーンズ。リーバイス501です。
去年、裾をハサミでカットオフしてしまったので、かなりラフに穿いています。
ひざの破れてしまった古着のジーンズを何本か持っています。
破れが拡大していくのがとても気になってストレスなので、この1本を実験的に自分の手作業で直せるところまで直してみることにしました。
とりあえず、破れている大きな穴をふさぐところまでやります。
大きな穴は左脚のモモ部分とひざ部分の2か所。
布を裏から当てて縫っていくことにしました。
ミシンがないので手縫いで直します。
1日に少しずつ作業して5日間経ちましたが、まだ、完成していない!笑
かんたんに直す予定でしたが、だんだんとテンションがエスカレートして、いろいろやりたくなっています。笑
1日目
モモ部分の穴です。
ヒッコリーの布を裏から当ててみました。
生地のあたっているところを四角く直線縫い。
刺し子っぽくわざと縫い目が目立つように縫っています。
糸は、オリムパスの刺し子糸(6本撚り)を3本×2に割って、紺色の糸と青い糸を3本ずつ撚ってムラっぽくしてみたいと思いました。
できてるかどうかは不明ですが・・・。
白い布はひざ部分に当てます。
2日目
白い横糸は切りました。
ヒッコリーの柄のネイビーの部分に沿って縦に縫い目を入れてみました。
直線縫いだけど全部のラインをなぞらず、
長さも均一にしないでなんとなくな感じでやってみました。
ひとまずモモ部分はこれでいったんやめてます。
3日目
ひざ部分スタート。
穴の部分の横糸は切りました。
白いデニム生地を裏から当てて、白い刺し子糸(生成りの6本撚りの糸をそのまま使ってます)で、かなりでっかく、ばってん× してみました。
当てた布はまち針で止めてます。
4日目
穴の中の白いデニム部分に、大き目に横の縫い目を入れてみました。
ホワイトデニムに少しアクセントをつけたかった、という理由もあります。。
補強したかったので、横部分と上部分は細かめに縫ってます。
5日目
なんかちょっとめんどくさい回路に入ってきましたが、自分的にはいたって楽しくやっています。。汗
まず、上から、青い刺し子糸(6本撚りそのままで使ってます)で、縦にひっかいたような感じの線をランダムに入れてみました。
デニムの横糸は白で経糸は青なのでなんとなく・・・。
その次に、紺色の糸(3本撚り)で、後ろに当てた布を囲むように四角く縫い目を入れています。
イメージとしては、ミシンでだーっと縫った感じ。
直線をつなげるように、細かく線を縫っていってます。ミシンみたいに端を返し縫いしているので、玉結びはしていません。
どこまで縫うかはあまり決めていなくて、とりあえず2辺だけ囲ってみたので、
もう何本か直線を引いてみてバランスをみてほどいたり縫い足したりして長さを決めよっかな、と思ってます。
余った糸はあとで切るつもりです。
白いばってんは、少しほどいて短くしました。
自分の感覚でしっくりくるように、と思ってやってるのですが、
一本、線を引くと別の線の長さが気になったりとか、
縫ってはほどいたりしながら、すこーしずつやってます。
本当に完成するんかいなーー???笑
とはいえ、ひさびさのお裁縫、楽しくやってます。
手縫いでも針と糸でいろいろできることってあるんだなーと思う次第。
昔の人は破れた着物をこんなふうにコツコツとつぎはぎして直していたんだなー、
きっと農作業の終わったあと、夜なべしてやっていたんだろうなぁ…と思いを馳せたりとか。
BOROなどという名前で、昔のつぎはぎの着物がファッション的なパッチワークの手法のひとつとして注目されていたりします。
何年も前からいろんなブランドでインディゴのパッチワークの洋服がリリースされていたりとか。
でも、そもそもはきっと特別な手法というわけではなく、庶民が普通の生活の中で繰り返しやっていたことなんだろうと思うと
素人が気軽にはじめてみても許されるような、自由に縫ってみてもいいのかもな、って思えるような、
少し敷居が低くなるような感じがします。
外国にも同じように破れた服のリペアの手法はあったと思うし、
縫い目のパターンとか、布を貼る方法とか、きっと調べてみればいろいろとノウハウがあるのではないかと思います。。
たとえば、
ファッションとしてどうなのか?という問題は別として、、リペアの画像いろいろ!
(画像が読み込みにくい場合は更新してください)
刺し子や刺繍などにも興味があります。
クロスステッチとかチェーンステッチとかで模様や文字を描くのとか。
クロスステッチはドット絵に近い感覚なんじゃないかと...
これは、友人の青森の親戚の方が作った、手作りのこぎん刺しのポーチ。写真を撮らせてもらいました。
こぎん刺しは青森の伝統的な刺し子の手法。
こないだ手芸店をのぞいてみたら、ここまで本格的なものではないですが、お手軽に小さなこぎん刺しのポーチをつくるキットなども売られていて、
わたしは知らなかったけど、手芸が好きな方のなかでは、こぎん刺しはポピュラーなものなのかもしれません。
こんなに手の込んだものをつくるのに、どれほどの時間がかかるのか…
本当に色とりどりのきれいな糸で繊細に刺されていて、びっくりしました。
伝統工芸とか、民芸の世界って本当に奥深いです。。
本日は時間切れなので、このへんで。
さて、このデニムのリペアはいつ完成するのでしょうか???笑
春夏モノを着るころまでには何とかしたいなぁ…笑。
っていうか穿きたくなるような代物ができるのかどうか。。。
実験はつづく。
おわり。
- 2017/3/12追記。
6日間かけてやっと完成したのがこちら。
kinoppi528.hatenablog.com
縫ったりほどいたりして好きなように作ってみました!
大変は大変だったけど、かなり楽しめましたー。
またやりたい。
- 2017/6/12追記。
もっともっと簡単に、急げば10分で(⁈)リペアできるかもしれない方法を試してみました!
よろしければ、こちらの記事もどうぞ!