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お裁縫素人が挑む|身近な材料で夏のアクセサリーを試作してみた

こんにちは。

夏風邪の余波で体調があんまり良くなく、ちょっと家にこもり気味の日々を送っています。
今年は4・5・6月の3ヶ月がけっこう忙しくて疲れもたまっていたので、
7月は体調を整える時期と割り切って、とりあえずの家事を適当にやりつつ、休み休み過ごしていました。

8月になったので、ちょっとずつ、外に出て何かやってみようかなとも思ったりしてます。

てなわけで、あんまり出かけてないのでコーディネートの紹介は今回はお休みして、
家ごもりしていた間にやっていた謎活動について、今日は書いてみようと思います。笑。

何をしていたかというと、タイトルの通り、カンタンなアクセサリー作りにトライしてみたりしていました。

きっかけは、部屋の掃除をしていて発掘したコレ。

https://bibiricat.tumblr.com/post/163656253545

6−7年前に自作した革ひも編みのキーリング。
全然使っていなかったのでまだきれい。
手作りの粗い感じは否めませんが、そこまで悪くないかも・・・?

あんましイケてない金属のピューターをつけていたのを取りはずしてシンプルに革だけにして、
自分の今使ってるキーリングにつけてみることにしました。

当時、けっこう長期間の入院生活で暇を持て余しまくっていたわたしは、紐を編んで何か作ることで時間をつぶしていたりしました。笑

外出許可をもらって吉祥寺の某手芸店に行き、材料を買い、革ひも編みにチャレンジしたり
同部屋のおばあちゃんにかぎ針編みのやり方を教わったり・・・

リハビリのために工芸的なことを結構やっているような病院だったので、
刺し子で花ふきんを縫う、なんてのもあって、カンタンな刺し子のやり方もそこで教わりました。

わたしはやらなかったけど、本革の大きいのを切って革細工で本格的な革小物(財布など)を作っている人もいたり
七宝焼をやってる人もいたり・・・
ペーパークラフトできれいな箱を作ったりとか。

材料や道具も結構ちゃんとしたものが充実しており、
それも病院で作業療法士さんが用意してくれていて、
(1回数百円で参加して、自由にやらせてもらえていた)
今思えばかなり図工の時間っぽくて、バラエティーに富んでいたなぁ・・・
入院はつらい日々でもあったけど、そこだけ振り返ってみると楽しかったし、
一度手を動かしてやったことは時間が経っても少し触るとまた思い出したりもするので、よい経験だったと思います。

写真の本は、その頃に買った革ひも編みの本で、まったくの初心者のわたしでも、けっこうわかりやすかったもの。

レザーブレイディングアクセサリー (Heart Warming Life Series)

レザーブレイディングアクセサリー (Heart Warming Life Series)


- 今回のコンセプトっていうと大げさなので、考え方
いまの時代はモノがない時代じゃないんで、何でも売っているし、安く買うこともできたりします。
何かを作りたい、っていう欲求はあっても、手芸屋さんに行って布や糸、レザー、ビーズ、石などの材料を買ってきて、道具も揃えて、
買った材料だけですべてを組み立てようと思ったら、初心者の自分のテクニックじゃあ、
「売ってるものを買った方が安くて早いし、きれいにできている」ケースのほうが正直、多いと思います。

わたしは手芸が趣味ってわけじゃないけど、手を動かして何かしらモノを作るのは好きです。
だけど材料にあまりお金はかけられない・・・
だから、家にある身近な材料を使って、自分が気軽なノリで身につけようかな、と思うぐらいの適当なアクセサリーを作って遊んでみようと思いました。

幸い、リハビリ時代に買って使っていない材料のストックが結構あったり
道具もひととおり揃っている。
服の端切れなども材料として使えるよね・・・
ってことで、とりあえずやってみることにしました。

41歳の夏の自由研究、もとい、「なぞの手芸」。笑
思いつくままにいくつかトライしてみました。

お目汚しではありますが、よろしければごらんください。。

なぞの手芸①:裂いたデニムでラリエット(布製ネックレス、兼ベルト)を作ってみた

  • できたもの

https://bibiricat.tumblr.com/post/163178398790/裂きデニムのラリエット風-試作のつづき-その2-①その1で完成したものを一度洗う

これ、、、元ネタは・・・わかる人にはわかるでしょう、某ブランドのネックレス。(ごめんなさい)
古布の活用の観点から作られたものということで、
自分も自宅にある古布で再現できないかと思い、作ってみました。
自分が使ったのは、デニムの端切れ。

ラリエットとは・・・留め具のないネックレスのことで、頭だとか首だとか、いろんなところに巻いて使うひも状のもの、ということらしいです。

ラリエット(lariat)とは、投げ縄に由来して名付けられた、首または髪の毛に着けるひも状の装身具である。 真珠や金属、天然石などの素材が連なった形状をしており、ネックレスと似た使い方をされることも多いが、留め金がない点と、頭部の装飾にも使われる点で、両者は区別される。

ラリエット - Wikipedia

レザーだとかリボンだとか金属だとか、いろんな素材のものがあるようです。


  • 作った過程はこんな感じです。

ものすごくデニムのほつれ糸がでるので、掃除しやすい環境でやるのが良いのと、
一度洗うと編み目がなじんで締まる(気がする)ので、
乾いたら、ほつれて出ている糸をカットして表面のぼさぼさ感をきれいにしました。

https://bibiricat.tumblr.com/post/163177970880/裂きデニムでラリエット風のロープ状のものをつくってみた-試作その1

いつも使いやすいなーと思っているストールの長さが140cmぐらいだったので、
その長さに合わせて作ってみました。

白シャツや、白Tに合う気がする・・・。
ネクタイやストールが暑い季節だから、こういうものを軽く巻いてアクセントにするの、使いやすいなと思いました。
汗をかいて濡れても気軽に洗えるのもいいところ。

この長さなら、今流行っている、ロープ風のベルトとして結んでもいけます。

なぞの手芸②:ヘンプコード(麻ひも)でブレスレットを作ってみた

  • できたもの

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  • 材料

ヘンプコードと、ココナツのボタン。
メタルと石のビーズ。
(金属パーツは、上のデニムのネックレスに使ったもの)
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マクラメ編みという、ミサンガを編む編み方です。
小中学生でもできる子もいるけど、わたしはそういうタイプの女子ではなかったので(笑)大人になってからの初挑戦。
これは回数こなして慣れることが必要ですね・・・
均等に編むのがコツがいる感じです。(あんまりできてない)

基本的な編み方はいろいろありますが、この本がとてもわかりやすいです。
ブレスレット以外にもヘアアクセサリーやベルト、ストラップなどいろいろ応用できるので楽しいし、
糸の太さや色、素材の雰囲気、ビーズやレザーなどを使うか?によってもいろんなバリエーションが楽しめるので、
材料が少なくて気軽にできる割に、かなり奥深い世界だと思いました。

ネットにも編み方がいろいろ載っていますが、編みながら見るのは画面より本のほうが自分はやりやすいです。。
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ヘンプのアクセサリー100 (Heart Warming Life Series)

ヘンプのアクセサリー100 (Heart Warming Life Series)

ヘンフ゜のアクセサリー (Heart Warming Life Series)

ヘンフ゜のアクセサリー (Heart Warming Life Series)

なぞの手芸③:パンツの裾の端切れ布と革ひもでブレスレットを作ってみた

  • できたもの

https://bibiricat.tumblr.com/post/163438903530/本日のなぞの手芸-紆余曲折の末ブレスレット完成

  • なんとなくディテール

https://bibiricat.tumblr.com/post/163475078230/なぞの手芸続き-パンツの裾の部分だけで作ったブレスレット

タイガーカモとヒッコリーのパンツの裾の裾上げで縫ってある部分だけを切って、裾幅分の袋状の紐として使いました。
幅は1.5cmぐらい。ミシンで丈夫に縫ってあるので、ほつれもなく均等に平らなところが良いです。
家にあったダークブラウンとスウェードのブラウンの革ひもを2重にして、4本で編み。
ココパーツで結び目を止めて、革ひもをひっかけて着脱するようにしました。
適当なガラスビーズとメタルのパーツを革ひものしっぽにつけて、終了。

ワーク&ミリタリー風のブレスレットになりました。
自分ではもはやカッコイイのか悪いのかまったくわかりませんが笑、
つけ心地がよく、意外と気に入ってます。。

この裾の部分、使いようによっては、縫い目で袋になってる部分の中に紐を通すことも可能?と思いました。
バイアステープとしても使えそう。。

なぞの手芸④:ギターの弦でビーズネックレス、兼ブレスレットを作ってみた

  • できたもの

https://bibiricat.tumblr.com/post/163672623790/命名ギブソンブレス-完成-制作費は-エレキギターの弦

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  • 制作過程

https://bibiricat.tumblr.com/post/163622053820/今朝のなぞの手芸-ギターの弦の特性を活かすならこれが最適かも

ダンナがときどき張り替えるギターの弦が燃えないゴミとして出るのですが、
とがっていて刺さると痛いし、金属のワイヤーなのになんかもったいないなぁと思っていたので
活用法を考えてみました。笑

今回、弦の張り替えのタイミングではなかったらしく、使い古した弦がなかったので
楽器屋で売ってたギブソンの弦(1弦〜6弦のセット、600円ぐらい)を買ってきて試しに作ってみました。
(そういう用途じゃないので、ちょっと罪悪感)

弦はそもそも楽器に張るもの。張ったものをはじいて音を出すもの。
まっすぐに保とうとする力が強いのと、楽器に張るときに引っ掛ける玉が端っこについているので、
それを玉留めとして使えば、ビーズを通すワイヤーとしてきれいにできるかも?と思って、
実際にたくさんビーズを通してみました。(石の配置はなんとなく適当)
使った弦はいちばん細い、1弦。

最初は、留め金具を自作するかなーと思ってたのですが、
使いながら外れてビーズが落ちたらすべてがアウトなので、
留める金具だけはしっかりとしたものを使いました(200円ぐらい)

アジャスターと弦は丸ペンチと平ヤットコで曲げて巻いて固定してます。
初めてだったのでワイヤーを曲げるところは苦戦しましたが、丈夫にはできたと思います。
多分、ちょっとやそっとでは切れない。。

名付けて、ギブソンブレス?? 笑。
長さは、弦をほぼほぼ丸ごと使って、留め金具を除くと87cm。
1重、2重巻きのネックレス、5重に巻いてブレスレットとして使える感じです。。

なぞの手芸番外編:ちなみにギターの弦でやってみたかったが失敗したこと

  • 弦を編んでチェーンのブレスレットを作ろうと思った

シルバーの編み込みのバングル的なものが(シルバーではないが)作れるかもしれない、と思い、
とりあえず弦を編んで鎖にしてみようとトライ。
いちばん太い6弦でやったのも敗因かもしれませんが、1日頑張ってみたけど全然形が作れず、無理でした。
自分には100年早かったっすね。笑。

https://bibiricat.tumblr.com/post/163599697360/本日のなぞの手芸-ギターの弦を編んでバングルを作ろうとした-結論からいうと無理

役に立ったサイト

アクセサリーパーツの会社、貴和製作所さんの「コジカの教科書」というコンテンツ。
パーツの名称、種類から留め方、作り方のコツまで、動画もまじえて基礎からしっかり載っていてとてもわかりやすいです。
www.kiwaseisakujo.jp



こんな流れで紹介するのはとても失礼な気もしますが、、、
インスタで見つけた、ノルク・トローデンさんのハンドメイドのブレスレット。
スウェーデンのサーミ族伝統の、トナカイ革とシルバーのピューターのブレスレットです。
金属なのに柔らかい雰囲気、色の組み合わせ、編み方、いろんな太さ、いろんな種類ありますが
どれもめちゃめちゃかっこいいです。。ほすぃー。。

手作りすることの意味ってなんだろう

イケてるかイケてないかわかんないものを試行錯誤して作ってる過程で、
自分の今やってることって意味ないよなあ、と思いながら考えたこと。。

・ただ、手を動かして作ることがとても好きだからやりたい、とか、
・自分の手で作ったものを(子どもとか)大事な人に身につけてほしい、とか、
・好きな色の好きな素材を組み合わせて、好みのものを作りたい、とか

正直コストや効率うんぬんではなく、そこにお金や手間、時間をかけることの楽しさや喜びなんかを含めての、趣味としての手芸なのかなーーと思ったり。

自分のために作ってもらったものって、その人の気持ちが伝わってくるのは嬉しいものです。
おばあちゃんや、ダンナのお母さんや、自分の母親など、年上の女性が手作りしてプレゼントしてくれたもの。
子どもの頃着ていた手作りの服だったり、手編みや手縫いの小物だったり。

自分の好みと少し違うものだったりすることもあるかもしれないけど、やっぱそれは世界に1つしかないし、
時間をかけて丁寧に作ったことがわかっているから、大事にしようとも思うし。。

母が趣味の裂き織りで作ったマット。配色が気に入っていて部屋で使ってます。
大きな機織り機が実家にあったけど、今はもうないはず。習っておけばよかったと悔やまれます。。
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じゃあ、自分自身で、自分で使うものを作る理由は・・・?
オリジナリティを出したい、人と違ったものを身につけたい、
好きなカラーや素材やサイズで作りたい、使いやすいようにカスタムしたい、とかいうことなのかなーと思います。
特別なスキルがない初心者の自分は、とくに。

自分の身につけるものなんで好き勝手にできるというのもあるし、
何かを自分なりにアレンジして、なんかコレ、いいんじゃない?・・・ぐらいの軽いノリで身につけてみたり
自分だけがカッコイイと思ってればそれでいいというか・・・

とくに夏は、Tシャツやシャツ1枚で過ごすことも多くて、小物使いで遊ぶのが自由な季節だったりもします。
少々ラフだったり派手だったりしても、結構さらっとつけられたりもする・・・気がする。。
ものすごく素敵なものじゃなくても、気分によってアレンジする小物ぐらい自分で作ってみるのも楽しいんじゃないかと・・・

家の中に余っているものや、身近で安価に手に入る材料でローコストで自分で作るなら、
ワンシーズンで使わなくなるような気まぐれなアイテムになってしまってもそこまで罪悪感はないし・・・。

そんな感じで今回はやってみました。

あと、古い服や着なくなった服を捨てたりすることもあるけど、
モノによっては案外使われている素材やパーツが良いものだったりすることもあるので、
機械を分解して部品取りするみたいに、捨てる服を分解して、気に入った部分を取っとくとか。。
(目的のない材料的なモノは増えていきますが・・・)

レベルは低いですが、
自分で手を動かして身につけるものを作る過程で、
「そのモノはどのようにできているか」のディテールを少しずつ垣間みることができます。
精巧にできたものを作るのがどれだけ難しいか、ということが解ったり。

あたりを見回して目に入る布たちは、たいていが織りか編みでできているんだなあ、と思うと
最近、身の回りの服や小物やラグ、布地などを凝視して観察してしまいます。笑
なぜ、このような見た目や風合いになるのか? 柄はどうやってできている? 糸と糸の重なり方とか・・・
なんかすごいことになっているなぁ・・・と思うものも多く、
奥深すぎてわかんないことが大半なんですが、観察するのは楽しいです。。

布フェチなの?何なの?
何を言ってるのかまたわかんなくなってきそうなので、今回はこのへんで!笑。

なぞの手芸はつづく・・・(かもしれません)
マクラメ編みはレベルアップしたいなぁ。。

おわり。