岡山の路面電車「MOMO」と水戸岡鋭治デザイン
わたしの地元の岡山市にも、古くから「岡山電車軌道」(略して岡電)という路面電車があります。 昔ながらの生活感あふれる車両もあるのですが、いくつか変わった車両もあり、その1つが「MOMO」。
近未来的なデザインの低床車。…なんだけど、中に入ると床や椅子などは木製で、乗った瞬間におっ、とビックリします。
水戸岡鋭治デザイン
この車両は、水戸岡鋭治さんという、岡山出身の工業デザイナーがデザインしました。 水戸岡さんの電車のデザインはすごく独創的。
など、天然木や和の素材、ファブリックなどを使った、電車とは思えない癒されるインテリアや凝ったコンセプトの列車が素敵です。
かと思えば、
猫の「駅長たま」で有名な、 和歌山電鉄貴志川線の 「たま電車」
「いちご電車」
「おもちゃ電車」
など、子供も楽しめる遊びゴコロがあるかわいくてキュートな電車をデザインしたりもしていて、本当に発想が面白くてすごい人。
東山電停のそばに「おかでんミュージアム」というちっちゃいけれど展示館もあって、水戸岡さんのデザイン画や模型などが展示されています。 内装も凝ってる。 木のぬくもりと、猫のたまちゃんのデザインがとにかくかわいくてあったかい感じ!
岡山の路面電車にも、「たま電車」の車両があります。(和歌山電鉄は、岡山市の両備という会社のグループ企業だからかな)
路線図と車窓からの風景
わたしが乗ったことあるのは、東山線。 岡山駅から桃太郎大通りという目抜き通りを通り、
表町商店街(岡山市でいちばん大きいアーケード商店街)の入り口を通り、後楽園&岡山城&岡山県庁の最寄りを通り、
「禁酒会館」という、地元では有名な戦前のクラシックな建築の建物の前を通り(この建物、現在も使われています)、
旭川(岡山三大河川の1つの大きい川)を渡り、 終点の東山に向かう路線。
個人的に超懐かしい、なじみの風景。
また地元に帰ったら、岡電のいろんな車両に乗りたいと思っています!