心に刺さった歌詞|第4回
好きな曲のグッときた歌詞をピックアップして紹介するシリーズです。
ストックがたまってきたので、第4回を書かせていただきます。
- カルアミルク/岡村靖幸(1990)
- 愛/真心ブラザーズ(1995)
- さよならリグレット/くるり(2009)
- ひとつだけ/矢野顕子(1980)
- 5秒前の午後/SUPER BUTTER DOG(2008)
- 黄金の月/スガシカオ(1997)
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*それぞれの曲の下部のリンクから試聴できます
カルアミルク/岡村靖幸(1990)
がんばってみるよ
優勝できなかったスポーツマンみたいに
ちっちゃな根性 身につけたい
ばかげたプライドからもうお互い 抜け出せずにいる
誕生日にくれたねカルアミルク
この前飲んだらなんだか泣けてきちゃったんだよ
歌詞全文:カルアミルク - 岡村靖幸 - 歌詞 : 歌ネット
優勝できなかったスポーツマン、の気持ちを想像してしまう。失敗して傷ついて、自信ないけど、ちょっとずつ前を向いて出直そうっていう、ちっちゃな根性(勝手な解釈)。
「女の子って か弱いもんね」と言ってるけど、この歌詞読んでると本当は男の子のほうがか弱いもんね、と思ったり。
「ファミコンやって、ディスコに行って、知らない女の子とレンタルのビデオ見てる」のくだりが、時代を感じさせる。笑。
岡村ちゃんの色褪せない名曲。
愛/真心ブラザーズ(1995)
前向きか後ろ向きか 分からないけど気が付けば
前と考えが違ってる 考えがコロコロ変わる
愛とはこんなに大事なもの 愛とは本当に素晴らしいもの
愛は神様と同じ 自分に酔ってる奴だけ見えない
俺の体を支える骨 絶対幻なんかじゃない
俺の流す悔し涙は 熱くて辛くて爆発するぜ
君と一緒にいたいだけなんだ 君に触れていたいだけなんだ
君と話したいだけなんだ 優しくして優しくされたい
愛が血管を流れていくよ 愛が君に届きますように
愛・愛・愛・愛 愛をやるよ
手にとって ポケットにしまっておけよ
YO-KINGのラップで、真心のライブで盛り上がる曲のひとつ。
勢いだけで熱く語ってる感じがなんだか好き。
愛なんていいながら永遠に同じテンションで同じ感情をキープするのは難しいもの。
だけど、そのときそのときに感じたり人からもらったあったかい気持ちは、
なるべく大事にポケットにしまっておきたいもんだと思う。
さよならリグレット/くるり(2009)
大人になったら
宇宙の果てで さみしい夜でも 明るいよ
悲しくなんかない君の声もわかるけど 忘れそう
さよならリグレット
また会う日を夢見て もう一度 もう一度
歌詞全文:http://j-lyric.net/artist/a000786/l00e91b.html
ちょっと難解でわかんないんだけど、優しい雰囲気が好きな曲。
リグレット=後悔。大人になっても、後悔することいっぱいあります。。
ミュージックビデオの、謎の動きのダンスがかわいいです。
ひとつだけ/矢野顕子(1980)
けれども今 気がついたこと
とっても大切なこと
いちばん楽しいことは あなたの口から
あなたの夢きくこと oh...
離れている時でも わたしのこと
忘れないでいてほしいの ねぇ おねがい
矢野顕子の本当に美しい名曲。もとはアグネス・チャンに提供した曲だそうです。
古い曲だけどまったく色褪せることがありません。
優しく語りかけるように始まる曲だけど、サビにかけて転調したあと、サビでぐっと引き込まれます。
忌野清志郎と歌っているバージョンがとても好きなので、そちらの音源へのリンクで。
【Live】 忌野清志郎 × 矢野顕子 「ひとつだけ」 2006
5秒前の午後/SUPER BUTTER DOG(2008)
伝えたいことが君にあるけど
喋る勇気が僕にはなくて
明日こそはと誓いを立てたのが
地球最後の日 5秒前の午後
5秒前の午後 - SUPER BUTTER DOG - 歌詞 : 歌ネット
大人になったら、考えてること、言いたいことの半分も言えないことが多い。。
黄金の月/スガシカオ(1997)
大事な言葉を 何度も言おうとして
すいこむ息は ムネの途中でつかえた
どんな言葉で 君に伝えればいい
吐き出す声は いつも途中で途切れた
ぼくの未来に 光などなくても
誰かがぼくのことを どこかでわらっていても
君のあしたが みにくくゆがんでも
ぼくらが二度と 純粋を手に入れられなくても
夜空に光る 黄金の月などなくても
言いたいことが頭に浮かんで、ここまで出たけど飲み込むようなことって多い。
言わなくちゃいけないのに言えないことも、絶対に言ってはいけないのに言っちゃうこともたくさんあって、失敗しちゃったりする。
純粋さも本当の気持ちも隠さないといけなかったり、嘘ばかりついてしまうことも多いから、偽りの気持ちとか虚しさみたいなことをシニカルに表現する歌詞がなんだか刺さる。
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